元日産会長のカルロスゴーン氏は、2018年11月19日に突然逮捕
された事件の、その後で、以降何度も逮捕、二度の保釈を経て
今後は公判が始まります。
以前からウォッチしている、郷原信郎氏の記事によると、
日産が法人として起訴されている金融商品取引法違反事件で、
裁判所が、公訴事実を否認するゴーン氏・ケリー氏と、全面的に
公訴事実を認める日産の公判とを分離せず、「共通の証拠」に
よって裁判を行うという裁判所の方針が示されたとのこと。
とても大きな意味を持つものです。
日産は既に司法取引という報道がされているように、有価証券
報告書の虚偽記載について罪を認めるということで、検察調書
や証拠が準備されていたのですが、これらの有罪とする証拠類
は、カルロスゴーン被告らは否定しているため、公判では、
これらの調書類が証拠として採用されないことになったとの
ことです。
有罪ありきではなく、きちんと公判の中で、判断されていくこと
になります。
何年もかかるかも知れませんが、忘れずに、決めつけや予断なく、
客観性を持ち見守りたいと考えています。