優秀な官僚制度と志を持つ政治家、創意工夫と高品質の産業界が日本の誇り
だった時代は遠い昔のことのようです。日本の統計の信頼性との対比で、中国
の統計の未熟さや信頼性の低さを示唆していた時があったように思います。
さらに勤労統計不正の事例のように、その後の対応も稚拙に感じられます。
不正に対して真摯に取り組むことが求められます。

 

 

 

 

 

 

2015年版まで発刊された朝日新聞社の「民力」という統計資料を懐かしく
思い出します。日本の各県ごとの様々なマーケティング情報が一冊に
まとめられていて、面白いデータ集でした。この「民力」の存在は、以前
唐津一先生から知り、中国版の「民力」を指導されているとお聞きした
記憶があります。

正しい情報はすべての基本であり、日本の国の統計は信頼出来ないことが
世界に公になっています。国の統計が信頼出来ないのが先か後かは不明
ですが、産業界でも正しい企業業績情報を開示していないケースもあり、
世界の長期優良投資家は、リターンの低さと合わせ、日本企業にほとんど
魅力を感じないとのことです。

正しい情報、正しいデータの基本情報はすべてに求められます。その情報
から次の一歩を踏みだすことになります。