世界中の全ての自動車が、明日にも明後日にも全て電気自動車に
代わる勢いの 報道がされることがあります。一方向の情報の
積み重ねで、この国もあの国も ガソリンエンジン車を〇〇年までに
販売停止等で、一気に方向が決まったかの 状況となります。

現実はどうでしょうか。中国の電気自動車を除き、 現在世界的に
有名なのは、米国テスラとルノー 日産グループの電気自動車であり、
生産台数でも 実績があります。この電気自動車に先行している 二社
の動向が参考になります。

前者は、2017年は約10万台販売、オールアルミ製 での高級電気自動車
で成功し、スチールを併用した 汎用価格帯のモデル3の立ち上げに
苦労して いましたが、2018年第3四半期(7-9月)は約5.6万台と
ようやく軌道に乗り、 10月単月では約1.9万台と増産が拡大して
います。

後者のリーフは、2017年 約5万台、ルノーの、ゾフ等が約4万台と
合計約9万台となっています。 中国メーカーも含めた電気自動車の
販売台数は、兵庫三菱のEV/PHV/ PHEVランキングが参考になります。

2017年は、中国二社、テスラモーター、BMW、ルノー日産グループが
年間10万 台前後が実状で。課題はバッテリー容量と航続距離等の
バランスです。高容量 バッテリーと劣化、高速走行や冬場での
実用走行距離の課題が続きます。

また、 まだまだ世界でのガソリンエンジンの実用は続くのも事実と
思います。

中国での電気自動車規制の動向や、テスラのモデル3の生産状況等
電気自動車の 販売の変動は大きいようで、継続調査が必要です。
また、中国では二輪での電動 バイクの浸透と合わせ、電気自動車の
ニーズは他国と異なる点も考慮要です。 では、ハイブリッド車や
PHV車の動向はどうでしょうか?

トヨタの動向も含め、 引き続き考察していきたいと思います。